ペトルーシュカ(Petrouchka)
音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
一幕1830年、雪の積もったペテルブルクの海軍省広場。謝肉祭に賑わう通りにはいろいろな屋台や見世物小屋が並んでいる。そのひとつから見世物小屋の親方が出てきて笛を吹くと、小屋のカーテンが開き3つに仕切られた小部屋にそれぞれ人形が乗っている。右手に道化人形ペトルーシュカ、中央に真っ赤な頬紅をつけたバレリーナ、左手には三日月刀を持ったムーア人。親方が笛を吹くと、それにあわせて3つの人形がぎくしゃくと踊り出す。ペトルーシュカはバレリーナに恋をしているが、力の強いムーア人にはかなわず、やっつけられてしまう。親方が笛をとめると人形たちは動かなくなり、見物客たちは立ち去る。
二幕
ペトルーシュカの粗末な部屋。扉が開いてペトルーシュカが蹴られてころがりこんでくる。ペトルーシュカは自分に人間の感情があることを恨み、寂しさや苦しみ、さまざまな葛藤を表現する。やがて扉が開いてバレリーナが入ってくる。思わぬ出来事にペトルーシュカは喜び、自分の気持ちを伝えようと焦るが、その不器用さがかえって軽蔑されバレリーナは立ち去ってしまう。ペトルーシュカは哀しさと悔しさから体をドアに打ち付けて泣き出してしまう。
三幕
ムーア人の豪華な部屋。ムーア人が寝椅子に寝転び椰子の実をおもちゃにして遊んでいると、ペトルーシュカに愛想をつかしたバレリーナが入ってきて踊り出す。ムーア人はバレリーナが気に入り、膝にのせて口説き始めるとペトルーシュカが飛び込んできて邪魔をする。ムーア人は怒って三日月刀を振りかざし、ペトルーシュカを追いまわす。
四幕
海軍省広場。賑わう広場に突然悲鳴が響き、正面の見世物小屋からペトルーシュカがムーア人に追われて飛び出してくる。ムーア人は追いつきざま手にした三日月刀でペトルーシュカを切り殺してしまう。 広場は大騒ぎになる。急の報せに駆けつけた警官と親方が倒れたペトルーシュカを抱き起こすと、それはまぎれもなく人形である。群集はほっとして去って行く。親方も壊れた人形を引き摺って小屋に入ろうとする。と、その時恐ろしい叫び声(トランペットのソロ)が聞こえ、親方が見上げると、見世物小屋の屋根の上にペトルーシュカの幽霊があらわれ恨めしそうに見下ろしている。あまりの恐ろしさに親方は人形を放り出して逃げていく。 いまわす。
【代表的な音楽】
有名な曲
製作音楽は『 バレエの小箱 』のShingaiさんです。


